「人間とAI」だって

今年度から「哲学(人間とAI)」という科目を担当することになりました。研究分野が情報系なので、AIを中心に それと人間との関係を哲学的見地からも検討しよう、という内容を任されたと思って いままで6回授業をしてきました。

まず 哲学ってどんな学問かを考えた後、古代ギリシャ・中世・近代・現代とすごく大雑把に区切って その時代時代の常識とその時考えられていた哲学者を紹介しながら、哲学の歴史の流れを 学生と一緒に考えてみました。

哲学が一区切りしたあと、AIの導入として AIから連想すること・そのAIと人との関係性 について話し合うところまできました。ここまではすべてZoomの遠隔授業で行いました。これからしばらくはAIについての検討をしようと思うのですが、対面の授業になるので もう少しやりやすくなるかな と思っています。

ところで哲学分野のことを話していて、古代ギリシャ⇒中世(キリスト教中心の時代)⇒近代(自然科学の萌芽した時代)となったとき、私的にはキリスト教中心の時代が千数百年続いて、そのあいだ特段の哲学者もそんなに現れず いわゆる暗黒の時代だったと、高校までの世界史レベルの知識しかない私は思った訳です。日本や中国を含めたアジアではこの時代もいろいろなことが起こっていたのに、ローマ帝国を中心とした地域では 人々はキリスト教を信じて疑わない長い時代が続いたと私は認識しています。この千年以上の間 人々はどんな生活をしていたのかとても知りたい気がしてきました。日本の教育においては、この時代の西欧社会をキリスト教とローマ帝国という形で教え、実際にはいろいろな事件があり いろいろな人々の営みもあっただろうと推測されますが、そのことを教えていないだけなのかなぁ、と勘繰ってしまいました。ちょっと調べてみたいと思いました。

遠隔授業の準備

 4月の下旬に「5月11日から遠隔授業を始める」ことが決まり、そこから遠隔での授業が落ち着くまでのドバタバをちょっと披露します。

 まず上層部が、教員の連絡は「Microsoft Teams」,LMSとしては「Google Classroom」,実際の授業は「Zoom」をそれぞれ利用することを決めました。これが4月下旬です。
 それからそれらを実際に利用してみて使い方を覚える作業が始まりました。私はGoogle ClassroomとZoomを用いた実際の遠隔授業に関わる部分を担当しました。
 G Suite for Educationに学生のアカウントを作成し、各授業の作成のしかた、授業ごとの履修学生の流し込みのしかた、ZoomのインストールとスケジュールからURLをClassroomへ貼る方法、Classroomでの資料の提示やFormsやSheetと連携させての課題の作成など、手探り状態で「実際にやってみて分かる」的な方法で手順を理解し、画像をキャプチャして手順書を作り、といった作業をゴールデンウイークの夜中までかかって終えました。
 そして5月8日と9日に学生を密にならないように小グループで呼んで受講の仕方を説明し、同日の夕方には教員,非常勤教員にレクチャーをして、何とか5月11日のスタートに備えました。


 そのかいあって、わりとスムースに遠隔授業は始められましたが、教員,非常勤教員は慣れないことでみなさん苦労していました。ただこのような短時間でワァーっとやったことで、いろいろノウハウを見つけてはTeamsで共有して、という流れができて、この3つのツールを全教員がほぼ使いこなせるようになりました。結果的には短期間での遠隔授業の開始によって、全教員がネットツールを使えるようになり、教員間の情報共有も進み、よかったと思われます。

授業用WebをSSL化

最近のWebやブログは、SSLにしてサーバと閲覧者の間を暗号化することが一般化してきました。授業で使っているChromeブラウザでも、非SSLだと「保護されていない通信」と表示されてしまいます。

そこで、昨日から授業用WebをSSL化する作業をはじめました。SSLの設定は以前もしたことがあったので、流れはわかっていましたが、授業用Webを運用しているVPSはバーチャルホスト設定して複数のドメインが動いているので、その中の一つにSSLを設定するのはチョット骨が折れましたが、何とか設定できました。

これで嫌なメッセージも出ず、授業でWebを使えるようになりました。あとは、非常勤先の授業用Webが別ドメインを使っているので、もう一つSSL化するのはもったいないので、ドメインの統一を図ろうかと考えています。

シニア感謝デー

先日(2月15日)、ツルハの系列の某薬局に買い物に行きました。この薬局では、毎月15日は60歳以上だとシニア感謝デーで、その日の買い物すべてが5%引きになるとのこと。私は昨年の9月に還暦を迎えたので対象者です。ということで、この日は結構な量の買い物をしてしまいました。

と同時に、「私も高齢者の仲間入りをしたんだなぁ~」とふと感慨にふけってしまいました。私の職場は定年が65歳ですが、私の大学時代の友人の多くは60歳定年で働いています。なのでこの3月で定年を迎えることになります。なかには(浪人していると)既に定年を迎えて第2の人生に入った友人もいます。

私はあと5年は仕事がありますが、いつか仕事がなくなる日が来ると思うと、今のうちから仕事以外にも何か目標というか生き甲斐のようなものを探しておかなければ…と考えてしまいます。

私も 働き方改革

私の大学では、あまり広くはないが個人の研究室が与えられています。ただ夏場はアリやゴキブリなど虫が出るので、口に入るモノを置いておけません。またネットの回線が学生と共用のため重かったり、ポートの設定のためか大学外に用意したVPSなどのレンタルサーバの利用に不都合があったりして、私的にはあまり仕事になりません。そのため、仕事は自宅の書斎でやっていました。

ところが昨年の9月に、仕事でよその大きな大学を訪問する機会があり、研究環境についても見せてもらいました。驚いたことに、非常に設備などが整っている大学なのに、研究室は共用が多く、一人一室を与えられている教員は少ない様子でした。

かりに虫が出たとしても、一人に一室研究室が与えられている私の大学はそれなりに環境がよいことが分かりました。

それで考え直して昨年の秋に、仕事は大学の研究室で行うように生活スタイルを変えようと考えました。とりあえず研究室の机の位置や向きなどの模様替えをして、仕事に集中できるような配置にしました。

このようにして、いざ仕事を研究室で行うようにしてみると、案外快適に仕事が進みます。特にA3の大きなカラーレーザプリンタが壊れてしまって、いちいち教室に印刷に行っていたので、A4のカラーレーザ複合機に交換したことと、VPSを操作するときだけスマホでテザリングするようにラップトップを使うようにしたことで、がぜん仕事がしやすくなりました。それ以外にも、必要なモノは徐々にそろえていきました。

そんなこんなで、昨年の11月頃からは「仕事は研究室で行い、自宅になるべく仕事を持ち帰らない」というスタイルが定着していきました。その分。当然大学での滞在時間は増えましたが、同じ仕事をやっているのに今までは自宅でおこなっていたので、他人から見ると大学にいつもいない教員のように思われていたと思いますが、今は大学によくいる教員に変わったと思います。

これがここ暫くの私の「働き方改革」です。