遠隔授業の準備

 4月の下旬に「5月11日から遠隔授業を始める」ことが決まり、そこから遠隔での授業が落ち着くまでのドバタバをちょっと披露します。

 まず上層部が、教員の連絡は「Microsoft Teams」,LMSとしては「Google Classroom」,実際の授業は「Zoom」をそれぞれ利用することを決めました。これが4月下旬です。
 それからそれらを実際に利用してみて使い方を覚える作業が始まりました。私はGoogle ClassroomとZoomを用いた実際の遠隔授業に関わる部分を担当しました。
 G Suite for Educationに学生のアカウントを作成し、各授業の作成のしかた、授業ごとの履修学生の流し込みのしかた、ZoomのインストールとスケジュールからURLをClassroomへ貼る方法、Classroomでの資料の提示やFormsやSheetと連携させての課題の作成など、手探り状態で「実際にやってみて分かる」的な方法で手順を理解し、画像をキャプチャして手順書を作り、といった作業をゴールデンウイークの夜中までかかって終えました。
 そして5月8日と9日に学生を密にならないように小グループで呼んで受講の仕方を説明し、同日の夕方には教員,非常勤教員にレクチャーをして、何とか5月11日のスタートに備えました。


 そのかいあって、わりとスムースに遠隔授業は始められましたが、教員,非常勤教員は慣れないことでみなさん苦労していました。ただこのような短時間でワァーっとやったことで、いろいろノウハウを見つけてはTeamsで共有して、という流れができて、この3つのツールを全教員がほぼ使いこなせるようになりました。結果的には短期間での遠隔授業の開始によって、全教員がネットツールを使えるようになり、教員間の情報共有も進み、よかったと思われます。

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