東京医大で、入学試験での得点操作の問題が発覚しました。文科省高官の子弟の件は言わずもがなですが、女性や浪人の受験生に対して得点を操作したのは非常に大きな問題だと思います。特に女性の医学生を減らそうと画策したことは、1980年代の男女機会均等法や最近の男女共同参画社会のことを考えると、問題ありですね。
確かに女性は、キャリアの途中で結婚・出産ということがあり得ますが、だから会社(今回は大学病院)にとって不都合だから、そもそも女性の医学生を減らすべく不合格にする、というのはもってのほかでしょう。
最近は働き方改革などと言われていますが、まずは日本ももう少し女性の働きやすい職場になるように国全体として考えないといけないと思います。何といっても、昔のように女性は家で家事さえしていればよい時代ではなく、男性と同様に社会に出て働く時代になったのですから。