東京オリンピックーなぜ宮城でボート?

小池東京都知事ががんばっています。その中で、当初はボート競技のために「海の森水上競技場」を新規に作ることになっていましたが、費用がかさむので、既存の施設を利用する(加えて、震災の復興をアピールする)ことを考えて、宮城県の登米市にある既存のボート場を改修する案が上がっています。

ところが、宮城県は東京から300km以上離れています。当然選手は東京の選手村から移動するのは不可能なので、宮城県内にボート専用の選手村が必要です。宮城県の村井県知事はなんと「仮設住宅を改修する」と言い出しています。そのニュースの中で、昼間は仮設住宅の住民のおばさんが「こんな住み心地の悪いところを選手村にできるのか?」といった内容のことを言っていましたが、夜のニュースではこの部分はしっかりカットされていました。そんな情報操作までして宮城県でボート競技をやりたいのはなぜなんでしょう?

ちなみに、そんな遠くでやらなくても、埼玉県の彩湖というところがボート競技に適しているそうです。少なくともボート競技の複数の選手に実際に「海の森水上競技場」・「宮城県登米市」・「彩湖」のいずれが競技場としてふさわしく、オリンピック後も引き続き利用されるかをたずねる報道番組がありましたが、ダントツで「彩湖」でした。競技者である選手の意見が一番現状にあっていると思われます。

ところが、普通のニュースでは彩湖の「彩」の字も出てきません。不思議な事です。

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