娘のPCは2012年製のレノボのWindows7機です。Core-i7/8GB/1TB/Blu-ray でGeForceのグラフィック付きという構成だったので、2004年から8年間使ったWindowsXP機の後継として買った覚えがあります。(まだXP機もSSD置換しているので元気に動きますが…。)
このレノボ機はHDDまわりが特殊で、通常はHDDだけのところを、この機種は 32GBのmSATA+1TBのHDD で構成されています。そのため、市販のバックアップソフトは使えず、この機種用に内蔵されている特殊なリカバリアプリを使わないとバックアップなどができません。
4年近く使っているので、2回目以降の動作はmSATAが効いているのでそこそこ速いのですが、初回の動作はかなり遅くなってきました。それで、HDDをSSDに置き換えることにしました。
できれば、現在のmSATA+HDDの環境をまるごとmSATA+SSDに置き換えたいと考えましたが、用意したSSDは512GBで容量が小さいので、この機種専用のリカバリアプリで対応できるか心配でした。そこで最初に市販のバックアップソフト(これはサイズを調整してくれるので、大→小でも普通はOK)でHDD部分だけSSDにクローンしてみましたが、ダメでした。そこで同じバックアップソフトで、クローンがだめならいわゆるバックアップでと、適当なmSATAなどのないPCにHDDを入れて、これを外付けHDDに一旦バックアップし、今度は同じPCにSSDを入れてリストアしてみました。(上に書いたようにこのバックアップソフトはサイズ調整をしてくれるので大→小でもリストアできます。)しかし、これで作ったSSDをレノボPCに入れても正しく動作しません。それで、たぶんダメだとは予想しましたが、この機種専用のリカバリアプリで現状をバックアップして、HDDとSSDを差し替えて戻してみましたが、案の定ダメでした。
仕方がないので諦めて、この機種専用のリカバリアプリで、工場出荷状態に戻す方法をとってみました。ただ万が一コレが失敗すると、mSATAの内容が書き換わってしまうので、現状にも戻れなくなります。そこでmSATAも自宅にあった250GBのモノと交換してオリジナルはとっておき、HDDをSSDに交換して工場出荷状態にリカバリしようとしました。しかし、1回やっても2回やっても、やるたびに状況は変わるのですがリカバリできません。これを何回か試しているうちに、あるときリカバリが始まりました。待つこと50分、どうやら工場出荷時らしき状態に戻りました。ただ、mSATA+SSDで本来なら別々のディスクとして認識されるハズが1つにまとまって約750GBになり、本来はDドライブとして持っていたドライバの類いのバックアップや隠しで属性で保存されていた工場出荷時に戻すためのオリジナルWin7がリカバリされませんでした。
ただ、もう結果オーライで、これを元に最新のWindows7にupdateして、バックアップしておいたデータを戻し、必要なアプリを再インストールして「よし」にしました。Win7は2020年までは延長サポートされますが、娘のPCは2012年製なので、ほぼそれくらいには寿命を迎えると思われるので、まあ今回の「よく分からないSSD置換」であと4年動いてくれればよいかな?というコトにしました。