人間も所詮「動物」だね

先日、膝の手術で入院しました。しんどかったのは手術日の朝から翌日の午前中までだったので、今回は短かったです。
2002年に胆石で入院した時は、ごくわずかな人にしかおきないと説明された副作用がいろいろ出て、とても大変な入院生活を送ったコトを思い出します。
この2回の手術で思ったのは「人間も所詮は動物だね」ということです。たとえは手術では麻酔をしますが、全身麻酔だったら笑気ガスを吸えば誰でも気を失います。下半身麻酔だったら脊椎に注射をすれば誰でも下半身の感覚がなくなります。人間ってひとによって考えていることや行動していることが違いますが、こと医師の前で医療行為をされているときは、個性というモノがなくなって、Aを行えばBという反応をする単なる動物になってしまいます。
手術が終わってからも、同じ手術をした場合の術後の段取りどおり、点滴を受け、何時間後までにはおしっこを出す(出なければ導尿をしてでも出させる)と決まったとおりの経過をたどります。
医学も科学ですから、だれが治療や手術をしても同じという普遍性があるはずです。そして、そのようになるのはそれを受ける側の患者が個性を持った「私」ではなく、みんな同じ「動物」だからです。

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