きょうはNHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」の最終回でした。とと姉ちゃんに「とと」たらしめた常子の亡くなった父が現れて、常子と会話をする部分が結構な長さでありました。
見終わった後のネットの反応をみてみると、「亡き父との会話の部分に感動した」ような感想が結構ありました。これについて妻とも話したのですが、どう考えても、あの父親のせいで、まだ小さい3人姉妹の年長だった常子が3つの目標「家族を守る」・「鞠子、美子を嫁に出す」・「家を建てる」のために、ある意味では自分の人生を犠牲にしたとも考えられます。少なくとも下の2人の姉妹が結婚をして子どもをもうけて、一人は家庭に入り、一人は働き続けている。母も亡くなり、常子が建てた家に3家族-といっても常子は一人ですが-で住んでいますが、やっぱり見ている側からすると、常子だけは1人で寂しそうに見えます。これもすべて、亡き父が常子に「とと姉ちゃん」であることを要求したからです。
そんなふうに考えると、常子にとって「とと姉ちゃん」であることは幸せだったのか?などと最終回になって考えてしまいます。